カテゴリ: 火曜・本の話

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ずっと村上龍が嫌いだった。

いつも村上春樹の隣に並んでて。

今はどうだか知らないけど、
今まではずっと、私の周りでは本の話になると
「村上と言えば龍」だった。

「村上春樹が好きで・・・」と言うと
「龍だったら読んだことあるけど」と言われまくった。

そのタイトルがただただ、嫌いだった。

「限りなく透明なブルー」??
何色やねん!!

「イン・ザ・ミソスープ」??
味噌汁に何入れんねん?

「コインロッカーベイビーズ」??
気持ち悪いわ!!

「69」??
・・・・・・・


(いつも、春樹の隣に並んでるから、タイトルはよく知っとんのじゃw)


最近は、夜のテレビの「カンブリア宮殿」で見かけて
「何を作家がテレビ出てんねん」

と思っていましたが、龍さんがけっこう爽やかで、

好感を持てた。


それで、次男が13歳になったので、この本をプレゼントしたのです。


龍さんが書いた本を買うなんて、

本当に今まで思いもしなかったよ。



息子にあげた本だけど、

読んじゃうよね、活字中毒者としてはw


そしたらね、すごく面白くて、

「すべての13歳にあげる本だ」と思いました。



この本の素晴らしい点

1・漢字にルビがふってない

これは、実はすごく重要で、
私がハリーポッターを読まないのは、
その漢字にルビがふってあるからである。
(まじな話)

漢字にルビをふるのは

「読んでいるあなた、この漢字読めないんでしょう?」

という、不必要な親切をゴリゴリと押し付けられている感じがする。


本の漢字というのは、

「こんな漢字、読めないんだったら、
辞書を引いて読みたまえ」

と言うぐらい、厚かましくあって欲しいし、

そうあるべきだと思う。


言うまでもないが、13歳と言うのは、けっこう大人である。

だから、漢字ぐらい読めなきゃダメなんだ。


2・イラストがいい

3・実に多様な職業の紹介がある

この本は、「世の中には色々な仕事があるよ」
と、提案してくれている本なんだけど。

例えば学校の先生が教えてくれなそうな職業も載っている。

(例えば、戦争が好きな君へ、とかエッチな事が好きな君へ、とか
寝るのが大好きな君へ、とか)

そういうのを、丁寧に一つずつ書いてくれている。


4・第一次産業をフューチャーしてくれている

第一次産業って、すごく大事ですよね。
すごくすごく、大事ですよね。

13歳には、それは絶対に理解してほしい。




そんなわけで、私はいつか、村上龍さんに会ったら、

まず謝りたい。

今まで、ただ嫌っててすいませんでした。


この本は、本当に素晴らしい!!!

友達の子どもが13歳になったら、プレゼントしまくりたい。


あなたのお子さんにも、
ぜひ!!












いくつかの話題をまとめて書きます。




★山麓新聞47号、発行しております。

今回のクイズは、にじカフェの店頭で回答下さい。

図書カードが当たるかもしれないんです!!

むふふ。

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漫画で読む村上春樹

村上主義者の私。

村上春樹、大大大好き。

これは入手しなくては!!

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むふ。入手した。

トートバックが付いてた!!

どうしよー、いつ使おー?

読みたい方は、ぜひ、にじカフェに来てね。

うん、けっこう面白いかも。





★中三の長男が「最近、腹がいっぱいになることがない」

と言った。

・・・・・・

これって、回転寿司連れてったらやばいやつじゃん!!

いよいよ私も背を越されて、大きくなっていくんだなあ・・・・。




★ただいま、前歯の治療中。

「(治療が終わるまで)前歯使わないでくださいね~」

って。

すごく不便。例えばさ、ピザとかさ。ちぎって奥歯に放り込む。

でも、「前歯しか使えない」よりは、いいと思いませんか?

子どもたちに「歯は磨いておけ!!」と、しつこいぐらいに話しています。トホホ





夏目漱石大ファンの私。



<名作文学の読後感をコーヒーで再現した“飲める文庫”やなか珈琲が発売>

と言う、ニュースに食いつきました!!

それで、豆を入手。夏目漱石の豆だけ・w

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飲み比べてみたよ。

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いやー!!にやけたね。めっちゃにやけた。

これは、すごいよ。

その文庫ごとの味に、ちゃんとなってるの。

ぜひ、小説を読んだ人に飲んでもらいたい!!

と言うか、小説読んだ人じゃないと、この違い分からんでしょ。


それで、このメニューを提供します!!

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ぜひ、お試しくださいませ。



それで、こころ再読してみました。

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こころ、読むのは何度目かな。4度目かな。


大好きなけさちゃんと「こころって、暗いよね」って話したことがあるけど。

こころって、暗いよね。

なんなん!?

この物語のどっかに希望があるの?

これが人生?

それで、どうして毎年のように、新しい装丁で文庫が出るの?

だれが読むの?

あなたは、読んだことある?

私は、私以外で読んだことある人って、一人しか出会ったことないんだけど。


ちょっと落ち込んでるときに読んだから、

余計にひどく落ち込んだ。



まあ、冷静に書評すると、

この物語が、なぜ他の漱石より販売されているかと言うと、

「文章が他のどれより素晴らしいから」と言えるでしょう。


特に素晴らしいのは、

先生の手紙の部分です。

先生の焦る気持ちのように、手紙の文章もちょっと焦っている。

それが、すごーく グルービン、グルービン。  

波に乗って、読み進められる。


それで、最後ドーンと終わる。

それが、この悲惨な物語をすっきり終わらせている。


先生の手紙の部分は、他のどの漱石より迷いがない。

グダグダしているのが漱石の良さとも言えるかもしれないけどね。


うん、それが素晴らしいところ。

だけど、多分もう、しばらく読まない。

暗いから。




ちなみに、今回の企画のコーヒーの味で一番好きなのは

「こころ」です。




こころコーヒー、深いよ~~~!!!

味わってみてほしい!!!





★〆切本2 入手しました。

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一巻目の「〆切本」が、すごく面白かったので、

リアル本屋で見つけて、衝動買いしました。

リアル本屋で、自分のために本を買うのって、

思い出せないぐらい久しぶりだったよ!!


これの出版社「左右社」は、すごいのです。

この「〆切本」シリーズは、過去の作家が〆切について書いた文章を

寄せ集めたものです。

ただ、寄せ集めたんじゃー、つまんないよね?

その文章の順番、途中にマンガ入れる、紙色変える、など、

編集の技がすごいのだ!!


今回も、面白かったよ。

貸すからね。借りに来てね。

















ブログさぼってた・・・すいません!!


もう10月も終わりますね。


ちょっと前の夢(寝てる時のやつ)で、

騎士団長(村上春樹新作の登場人物)的な人に

(もしくは、ティクナットハーン 的な人に)

「一番大事なことを手放さなきゃだめだよ」と言われ、

それから何日経ってもその台詞が胸に響いています。


そりゃー、一番大事なものを手放せられれば楽だろうさ。

それが出来ないから色々うまくいかないんだよ。


もう一回、出てきてくれないかな、騎士団長。好き。





こちらは皆、元気です。

長男、中三、いよいよ私の背を越しました!!ワオ!!
次男、中一、バレーボール部頑張ってます。
三男、小4、剣道4級です。この間の個人戦「瞬殺」する側、にやっとなれました。
今までは、ずーっと瞬殺される側だったのに・・・・成長したなあ。

プライベートの事はいいとして。

(選挙の事とか、言いたいことも色々あるが、長くなる)


どうですか?読書してますか?

そうそう、ノーベル文学賞ってのもありましたよね。
カズオ・イシグロ!!うーん、暗いんだよな。

村上春樹も、きっといつか受賞するんだろうな・・・と思った今回の受賞でした。



夏が終わって、私はカフカにずっぽりはまっております。

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また、↑これを読み始めました。

「読み切った!!」と思っていたけど、また読み始めたら

まだまだ面白い。何度も面白く読める本って「宝」ですね。




この小説の中で、体は女性、傾向は男性の「大島さん」と言うナイスガイがいて、

そのナイスガイが「本質と外殻を逆に考えれば

­­・・・つまり外殻を本質と考え、本質を外殻だと考えるようにすれば・・・・

僕らの存在の意味みたいなものはひょっとして もっと わかりやすく

なるんじゃないかって」 と言うところがあって、数時間そのことを考えました。


俗っぽく言うと「人は見た目じゃない」ってことに近いけど

(大島さんは絶対に<俗っぽく>はないのです)

そうだよな、体と言う「入れ物」がそのまま「心」だと思うと

・・・・・ちょっと考えちゃいませんか?


海辺のカフカには、教訓がいっぱい詰まっている。

親子の愛とは何か?

体と言う入れ物は心を表しているのか?

記憶は無くなるのか?



何度読んでも面白いし、その度に発見がある、

素晴らしい小説ですよ。






ところで、私が持っている「海辺のカフカ」って、初版なんですよ!!

この本にとっては、初版と言うのがすごく重要なんです。

なぜなら、初版と以降の刷りでは、だいぶ変更点があるから、

初版は「レア」なんです!!!


貸してあげる~~~~~♪♪(すっごく汚いけどw)





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ついでに、↑これも読み直してます。

私が持ってるのが、雑誌形式なので、もうボロボロ。

(これも初版ww)

でもねー、これを読んでいるとむなしい。

なぜかというと、これのイラストが安西水丸さんだから。

水丸さん、亡くなってしまいましたからね、急に。


村上春樹の文章と、水丸さんのイラストがサイコーーに合ってるんだよね。

逝っちゃうの早すぎるでしょー・・・と思いながらよむと、イラストが輝いてくる。

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↑これも読み直して、本当にすごいな、カフカ!!!って思って


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↑これを読んだら、また感動。

今は「城」を読んでるよ。(長いよ・・・)



カフカのすごいところは、文章の普遍性だと思う。

カフカが亡くなったのが、1924年。

亡くなって、93年ですよ!!

それなのに、全然全く色あせない文章と、

古臭いとか、ダサいとか、全く思わない物語。

すごい!!すばらしいよ!!

天国で会ったら、ハグしたい。

(絶対に嫌がられる、潔癖症っぽいし)w




最近、どんな本を読みましたか?

教えてほしいなー。


明日からは、フリーマーケットです!!

ぜひ、遊びに来てくださいね。
https://www.facebook.com/events/142260603051005/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7D


















ツイッター始めました。

https://twitter.com/36Saburou


夏の間、さぼっていた「竹取物語」の勉強会に行ってきました。

12回講座なのに、8回しか行けない・・・・。

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竹取物語、めっちゃ面白い。

今回の授業で学んだのは

「竹取物語の作者は、藤原氏と対立した氏族の人?」

という事です。

なぜなら、



物語中の、<姫に求婚する5人のイケメン>

と言うのが、実在した人物であり、

そのイケメンたちはことごとく失敗して

ボロボロになって去っていく

つまり、

<実在した人物をこきおろしている物語>

とも言えるからです。


実在している、と言うのは672年の壬申の乱で

天武天皇側(藤原氏 側)についた人たちなんですね。


歴史の話を勉強しながら、

物語を読み解いています。

すごーく楽しい時間です。

ありがたいです。








次の話題。

最近、カフカが熱くてですね。


↓これを読んだせいもあるんだけど。


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久しぶりに、

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読みました。

村上春樹の「海辺のカフカ」で登場人物の大島さんが

<あんな小説はカフカにしか書けない>

って言ってましたけど。


久しぶりに読んだら、

すごくびっくりしましたね。

なんじゃこりゃ、って思いました。

物語は、処刑の機械の説明をする将校と、それを聞く旅行者の話。

ただ、それだけなんだけどね。



本当に、こんな恐ろしい話、カフカにしか書けない。

それで、このおぞましい小説が素晴らしいのは、

この物語がカフカではなく、語り手の旅行者のものになっているからです。


カフカは、こんなにおぞましい人物ではありません。

(スティーブンキングが、普段はおぞましい人じゃないのと同じで)

おぞましいのは、処刑の機械を説明する将校であり、

もっと言えば、処刑の機械を作ってしまった<体制>である。


書かれたのが1914年。

第二次大戦がはじまる前ですか?(そう?)

100年以上前に書かれているのに、

ぜんぜん古くないし、むしろ教訓がいっぱい含まれている。


書かれた、その後におこる、もっとおぞましい事の予言のような気もするし。

カフカすごいな。

亡くなったのが41歳。

わおーー。私の今の年齢じゃないですか。


流刑地にて、は全然おススメできないけど

(気分が悪くなること間違いなし!!)

すごい小説であることは間違いない。


もし、気分の悪さを乗り越えて、読了された方!!

語り合いたいね~~~~。





















「この夏は、よき小説をバリバリ読もう」


と、チャレンジしました。


7月20日~8月31日で、12冊の小説を読みました。


感想としては、<意外と読めていない>。

要因としては、

1、小説以外の本がけっこう面白くて読んじゃった

2、図書館にあんまり行かなかった

が、挙げられます。


反省、秋からも、もっとバリバリ<よき小説>だけを読む。



サマーチャレンジで、一番面白かった小説は、

花村萬月の「希望(仮)」です。



話しはちょっと違うけど、

長男が中三で、進路の話をしているとき。



(勉強が嫌いな子って、けっこういると思うんですが、
中学の先生方は「高校に進学」するのが、
<よき進路>としている風潮があります。

では、勉強が嫌いな子にとって、
高校に進学して勉強することって人生において
大事なんでしょうか?



例えば、「伝統工芸の担い手がいない」
「農業の人手不足」
「職人不足」
なんて、けっこう耳にする話ですが。

勉強が嫌いな子を、そのような道に
進めるような方向性、と言うのは
<あんまりよくない>のでしょうか?

高校に進学する以外にも、
きっと私たちが知らないだけで
結構色々な選択肢があると思うのです。



広い世界に目を向ければ、
15歳と言うのは、
色んな事が出来るはずです。

そしてもちろん、15歳と言うのは、
ほとんど何にもできない子供です。



やっと、長くて(本人には)しんどい
義務教育が終わり、

在学中には
(きっと)クラスのくだらない流れに身を任せたり、
(多分)いじめを目の当たりにしたり、
(もしかすると)しぶしぶ教室に通ったり、

それから解放されて、
自由になれるんですよ!!

高校進学以外にも、もっと選択肢が
あって欲しい。

教えてあげて欲しい。



私は、息子に「普通」であれ、と思ったことは無いし、
もしかして<変わってる>
のかもしれない。

でも、勉強が好きではない息子には
<自由>であって欲しい。

それがたとえ<普通>でなくても。

自分の人生だから。



<自由>に、でもいろんなことを

<我慢>して<耐えて><辛抱>して、
それでも羽ばたいて欲しい。



進路について・・・ママたち、話し合いたいね!!)




それで、話は戻るけど。

長男に、進路の話をしてたんですね。



まあ、なんやかんや言っても親の話なんて(経験上w)
聞かないですよ。



それで、萬月先生の
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この話を引用したんですね。

この小説には、教訓がいっぱい入ってるので。

例えば

・真面目に勉強ばっかりしていると、ちょっとの遊びの吸引力がすごい

・試験中に油断してはいけない

・もし、受験に失敗して親にも言えなくて逃げたら、
ろくでもない仕事をせざるを得ない

・それでも、どんなんなっても、仕事はある

・でも結局、勉強したいと思った主人公は、偉いかもしれない

など。

息子、ちょっと耳を傾けていたようでした。

萬月先生、ありがとう!!




それで、私、ちょっと笑えました。

「この、息子が大事な進路の話のとき、出てきた本が<花村萬月>かい!!」

って。

私、いままで、けっこう本読んで来たよなあ・・・

で、けっきょくスっと口から出てきたのが、

最近出会ったばっかりの萬月先生の本とはねww

いやしかし、「三四郎」とか「坊ちゃん」は、ちょっとまずいでしょう。

村上春樹?それは恋人同士でする話題かも。

シェイクスピア、ギャッツビー、カーバー、三島由紀夫、

どれも違うよね。

サリンジャーは、良かったかもね。




だからね、いいタイミングで、この本読めて良かったなって。

あなたは、どんな教訓を得るでしょうか?

ぜひ、読んでいただきたい一冊。














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