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あらすじは、出版社から引っ張ります。
「殺人者は極刑に処すべきだ。親は子の罪の責任を負うべきだ。周囲は変調に気づくべきだ。自分の子供が人を殺してしまってもそう言えるのだろうか。読み進めるのが怖い。だけど読まずにはいられない。この小説が現実になる前に読んでほしい。デビューから10年間、少年事件を描き続けてきた薬丸岳があなたの代わりに悩み、苦しみ、書いた。この小説が、答えだ。」

図書館の新作コーナーから選びました。
14歳の少年が、同級生を殺してしまうお話で、
その親子の苦悩を描いています。

私自身も、中学生の男の子の母親です。
だから、これを読み進めるのが辛かった。
少年が「僕はあいつに心を殺された。心と体、どっちを殺しちゃいけないの?」と、父親に聞くのが切なかった。
物語としては、ルポタージュのような感じで、
小説っぽくないので、多くの人が読みやすいと思います。
中学生にも、ぜひ読んで欲しい作品です。


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これも、あらすじは出版社から引っ張ります。
「予定日まで来たいうのは、お祝い事や」。にぎやかな錦市場のアーケードを、慎二と園子は、お祝いの夕食にと、はもを探して歩いた。五年前には、五ヶ月でお腹の赤ちゃんの心音が聞こえなくなったことがある。今回は、十ヶ月をかけて隆起する火山のようにふくらんでいった園子の腹。慎二と迎えたその瞬間、園子に大波が打ち寄せた―。新たな「いのち」の誕生。その奇蹟を描く物語。織田作之助賞受賞作。」

いしいしんじワールドに、引き込まれています!
前回読んだのが、すごく面白かったので、
図書館で探しました。

これは、出産の一日を描いているんだけど、
「こんなに大変だったかなあ…」と、三人も産んでいるのに、実感として思い出せないのが不思議でした。(子育ての方が、私は大変(*_*)

いしいしんじ氏の作品は、
急に辺りがキノコの林になったり、
場面が外国になったり、
食べ物がすごく美味しそうに出てきたり…
自分が普段、生きている流れに「合ってる」ような気がして、すごく好きだし、面白い。

(作品としては、「港、モンテビデオ」の方が、
優れているとおもいます。)

出産を予定されている方に、おすすめします!


三冊目に、「x」の話。
これは、いかがなものかと、思ったので、
本のタイトルは伏せておきます。

これは、ある売れっ子女性作家の、料理にまつわるエッセイです。

文頭に「どうしてなんだろう」と、書いていいのは、吉本ばななだけだと思うんです。
(あれは、何十年も前に、吉本ばななが始めたことで、今それを書いても「知らないから読んでるんでしょが!」と言うきもちにしかならない)
接続詞の女王である、(と、私は思ってる)吉本ばななの、真似が多すぎる!
「食べ物」「沖縄」このふたつを絡めるのも、
もう、吉本ばなながやっています!

オリンピックのエンブレムでは、
あれだけ「オリジナリティー」について議論、討論されました。
本の世界でも、もっとそれについて討論されるべきです。疑問を持つべきです。

女性作家が、吉本ばなな化していく傾向が、
あまりにも多すぎます。

あなたは、どう思いますか?



昨日は、あるイベントの打ち上げランチ会でした。

前菜
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・いちじくのチーズ焼き
・コールスロー
・大根ぶどうサラダ
・ラタトゥイユ

スープ
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パプリカのポタージュ

パスタ
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牛肉のミートソース

デザート(参加者に提供していただきました)
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じゃがいものチーズケーキ

火曜・本の話
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小説です。
書評を続けて行くにあたっては
「新しい本も読まなければ」と思い、
図書館の晋作コーナーから適当に選びました!

個の本のあらすじは、出版社から引っ張ります。
「港町・三崎を舞台にした謎の失踪事件と呼応しつつ慎二が乗り込んだ船は、やがて第五福竜丸の事件と交錯してゆく――。日本文学界の異才いしいしんじによる、新たなる《世界-文学》の誕生。」

いしいしんじさんって初読みです。
7ページ目で、「やっぱり無理」と、
読むのをやめようと思いました。
なぜなら、突然急に、非現実の描写が入ってきて
混乱したからです。

数時間後、「やっぱり、投げ出したらいけない」
と、頑張って物語についていこう、と腹を決めました。

この小説は、現実的と非現実が混じり会います。
予兆もなく、切り替わりもなく。
だから、ついていくのが大変。
でも、腹を決めてしまえば、
読み進むのは簡単です。

読んでいる間、船酔いみたいに気分が悪かった。

私達が現実に、毎日生活しているなかでも、
ふと、過去に思いを馳せたり、
恋人のことを思ったり、
以前にいったことのある場所に、また強烈に行きたくなって妄想したりする瞬間 ってあるはず。
そう言うのを、
そのまんま小説にしたような本です。

こういう映画ってあったな…ずっと思いながら読みました。

現実と妄想と、過去と外国と、
その移り変わりを、もっと丁寧に移り変われれば、
これはものすごい小説になると思う。
スピードが早すぎて、ついていくのが大変です。

世界観が素晴らしかった。
慣れてしまえば、
(私も瞬間で妄想したりするから)
この主人公になりきって、色々な世界や時代を旅することができた。

初めてよんだけど、寒くて指がしばらくかじかむような、しびれを心に感じました。

212ページ、そんなに長くはない小説です。
現実からトリップしたいあなたにオススメ(^-^)/

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